義足選手として初めて五輪に出場したオスカー・ピストリウス。
彼は、健常者と同じ大会への出場を望み
「義足は優位すぎるので不公平」と主張する世界陸上連盟と裁判をし勝訴。
2012年ロンドン五輪に出場が可能となり、男子400m走にて準決勝まで進むことができました。
しかし、2014年には片脚義足のマルクス・レームが走り幅跳びで8m24mの記録を樹立。
五輪のメダルに届くような記録を出すと一転、世論は「技術によるドーピングだ」と変わり、
ドイツ陸連は「義足は優位すぎる」としてドイツ代表にしないことを決定しました。
眼鏡のように、テクノロジーを使って誰かを超える現象は今に始まっていません。
フェアかフェアでないかの境界線はどこにあるのでしょうか。
電力で迷ったけど、ペースメーカーって電気つかってるんじゃ・・・と思い「全部認める」にした。
ただ、やっぱ腕とか足とかに電力使っちゃうとダメな気がする。
じゃあ股関節はいいのかって聞かれるとダメで、脳への電気信号もダメで、結局心臓以外は電力反対派かもしれん。
義足とか義手とかペースメーカーは本人がしたくてしてるんじゃなく、そうせざるを得なかったんだから、競技から排除するのはどうかと思う。
だからパラリンピックがあるとかでもなく、それこそオリンピックの方に出れば、健常の人とでも渡り合えるという、障害を持った人への勇気にも繋がる。
技術によるドーピングというなら、レーム選手の無念を糧に、使っていい義足の基準を決めたらいい。
ほんま、出場する時には「まぁやってみろ」気分なくせに、いざ入賞が見えると「ドーピングずるい!」と急に手のひら返す感じ、腹立つわ〜
「どうせ入賞までいくわけない」とか思ってるやん。
希望持ってそこまで頑張った選手の気持ち、自分に置き換えて考えてみてほしい。
全員使えるものであればフェアだと思います。生まれ持った身長などの方がよほどスポーツにおいて公平性を損なっているように思えます。
例に挙げられていなかったドーピングに関しても、アスリートの健康を損なわないための禁止については必要性を理解できますが、それ以外については何とも言えません。禁止物質が含まれているという理由で必要な市販薬を使えないというのは本末転倒な気もします。