あなたの恋人が化学工場で働いていました。
廃棄物場の清掃中、突然のゲリラ豪雨!
恋人の脳天に雷が落ち、
不運なことに一瞬にして焼け焦げて絶命してしまいました。
その時、2発目の雷が化学工場の廃棄物場に落ち、
化学反応を起こして新しい身体を再構成し、
なんと活動をはじめました!
再構成された恋人の体は、
雷に打たれて絶命した体と原子レベルで全く同一で、
脳の状態すら(雷に打たれる前と)同じ状態で構築されています。
着ていた服や差し歯や手術痕までもです!
そして雷によって生まれた雷人間(ライトマン)は
そのまま死んだはずの恋人の家に帰り、
死んだはずの恋人が読んでいた本の続きを読み、
死んだはずの恋人のベッドで眠り、
翌朝には死んだはずの恋人の仕事場へ出勤します。
はたして雷人間(ライトマン)は
雷に打たれて死んでしまった恋人と同一なのでしょうか。
(コメントの訂正削除は何度でも行えるので気軽に発言してみましょう)
保持する記憶も全く同じなら同一人物と言っていいと思います。記憶の積み重ねがその人の人格を構成する要素の一つであると私は考えているからです。その上、人格や思考能力に影響を与えると言われている脳の構成すら同じなら、文句なしで同一人物と言えるかと思います。
yuuさんに概ね同意です。その上で、その人が同一人物かどうかは本人と他人の認識にも左右されると思います。本人は同一人物だと思っているでしょうから、他人の認識に依存するでしょう。恋人(Aとします)が死んだことを誰も知らないのであれば、ライトマンがAと違うということを誰も証明できない(というかそもそも気づかない)ので、ライトマンはAといえます。Aが死んだことを知っている人がいるとしても、その人が「Aが奇跡的に蘇った」と思うならライトマンはAといえるでしょう。私はAが死んでいたことを知っていたとしても、ライトマンがAと違うと証明できないのであれば、ライトマンがAと変わらず私を愛する以上気持ちを返さないことは出来ないと思います。